灰釉荒土茶盌　New!

小石の入った荒土を使った手練りの茶盌です。手で伸ばし成形後竹べらで表面をこそいで、器全体にヘラ目を施しています。不規則なヘラ目によるざんぐりとしたフォルムのおもしろさがあります。釉薬は虫明伝統の松の灰釉を掛け、深味のある若草色に発色しています。口縁を柔らかくに取っています。正面は釉薬の掛かっていない土見せがあり、土本来の荒々しい質感が感じられます。フォルム・土・釉薬の全てが魅力的な味のある茶盌です。

桐箱付／11.2×9.5（ｃｍ）