こどもたちの箸置き完成
地元岡山天満屋では4年ぶりの個展や秋の催事を控え、いつも以上に制作に追われる夏で、更新が出来ないままお盆が過ぎました。
7月に地元のこども園で体験制作してもらった箸置きが完成し、引き渡しに行ってきました。
8月上旬の暑い最中での窯焚きでしたが、何とか無事に子供たちに渡すことが出来ました。
型をおこして、面取り、乾燥をさせてから800度で素焼をします。そして、釉薬(上薬)を掛けます。(下の画像は釉薬を掛けた状態)
窯の中で炎に包まれて1280度の高温で焼成しました。
木彫りの印花を思うままに押した箸置きは、虫明伝統の灰釉を掛け、しっかりと花の文様が出て、いい焼けでした。もう1種類は無地にして、コバルト色の釉薬を掛けました。(袋に入れる前に撮影するのを忘れました)
コバルト釉は少し縮れやすい傾向があり、1個だけ縮れた箇所があり、次回に焼き直しして渡そうと思っています。
子供たちは自分の作った箸置きの出来映えを確かめながら、友達の作品と見比べたり、 嬉しそうな表情でほっとしました。ご家庭で日常使いに使って、器に親しみを持ってもらえたらなぁと思います。
子供たちの嬉しそうな笑顔を見て、癒やされました。自分の仕事でいっぱいいっぱいですが、従来の小学校に加えて、こども園での制作体験も来年以降も続けていこうと思います。