小学生の作品完成・引き渡し
6月に工房で制作・学習した裳掛小学校5・6年生の作品が完成しました。
最初の方が手びねりして乾燥させ、素焼(800度)前の窯詰めの際の状態。
途中の画像は、紅い緋色を土の地肌に出すために虫明独特の籾殻(もみがら)を器に敷いた様子です。800度で素焼すると、籾殻は白くなります。
素焼するとオレンジ色っぽくなり、これに松灰の釉薬(上薬)を掛けて1280度位まで上げて焼成すると完成です。
電気窯ですが、焚き口から松の割り木をくべって窯の中の状態を変えてやると、煙がたくさん当たったところは若草色に、当たらなかったところは枇杷色(びわいろ)に発色しています。置いた場所や煙の流れで色合いは違うので、一つ一つ違いがあります。
作った時より1割ほど小さくなるので、出来上がった作品を見ると少し驚くかもしれませんが、上手く仕上がったと思います。
無事に引き渡しが出来て良かったです。秋の発表会で展示すると聞いています。