虫明焼12カ月茶碗 桜の絵茶盌(3月・黒井千左 作)

 

3月、早春ですね。まだまだ寒さは残りますが、暖かな過ごしやすい日も増えてきました。
さて、3月の12カ月茶盌は桜です。まだ梅が咲いている時期ではありますが、旧暦で絵が描かれているので、実際より少し季節は早目です。

 

形状は四角で、切り高台が一カ所あります。この茶盌は窯変(ようへん)と呼ばれる窯の中で枇杷色から若草色に変化した割合的に少ない焼けになっていて、釉薬もやや薄く、侘びた風情が強く感じられます。

 

お皿は私、鉄釉紅彩幾何文組皿(黒井博史 作)の1枚です。アクセントが強目の文様ですが、和菓子をのせると映えます。
お菓子は息子のお友達のお母さんからいただいたもので、色目や形がかわいいので、お皿に合うなぁと思ってのせてみました。