ざんぐりとした茶盌
今日から9月。秋ですが、まだまだ厳しい暑さが続きますね。
さて、今日は荒土の茶盌を少しご紹介します。
父・千左は近年、工房近くで採土した小石の混じった荒土を使った手練りの茶盌を作り続けています。電動ロクロではない手練りによる味のある、荒土を竹べらでこそいだざんぐりとしたフォルムと質感がおもしろい茶盌を生みます。
筒型でやや鉄分が控えめな土なので、色合いも淡く、細かい貫入(かんにゅう)と呼ばれる釉薬表面のヒビが入り、重厚感が増し、その景色が美しいです。窯変(ようへん)なので、若草色と枇杷色が入り交じり、色の変化に富んでいます。高台周りの土見せも味があります。
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