先を見据えて・・・

緊急事態宣言も解除となり、街には人が増えてきています。ワクチンと治療薬ができないと完全な終息とはいきませんから、急に人が増えるのは危機感を感じます。でも、経済活動が完全に止まってしまうのは良くないし、難しいですね。
私どもはコロナウイルス感染拡大以降、前にも書きましたが、百貨店での個展中止、団体ツアーの中止、来客の激減など、売る手段が摘まれ、世間と同じく大変な状況です。今は我慢して作るしかないと黙々と先を見据えて心を落ち着かせて制作に励んでいます。
同時にHPを中心とした通販やふるさと納税、アクセス環境の改善、窯元ギャラリー外での展示など、少しでも虫明焼を焼物を見ていただこうと取り組んでいます。
先日はANAクラウンプラザホテル岡山の20階和食料理「洊(せん)」に常時展示している作品の入れ替えをしてきました。大体2ヶ月に1回のペースで変えてます。今回は、父・千左の作品で、グリーンとひわ色の象嵌(ぞうがん)による流線文の小ぶりな壺に虫明らしい窯変(ようへん)の花入、ぐい呑です。値段も表記されていて、購入もできます。昨年夏より展示が始まりましたが、エレベーターホールから通路を通って入り口に飾ってあるので、よく目にとまるようです。お出かけの際はチェックしてみてください。

また、瀬戸内市の中央公民館(瀬戸内市邑久町尾張465番地1)の虫明焼展示室にこのほど、私どものお客様からの寄贈で故・黒井一楽、千左、博史の作品を新たに常設展示しています。私どもの作品を熱心に買い集められたコレクターの方からのご厚意により、実現したものです。瀬戸内市役所すぐです。入場無料ですので、お近くにお越しの方は一度お立ち寄り下さい。

そして、JR岡山駅の新幹線コンコースに例年どおり、岡山の伝統工芸品として、倉敷はりこと一緒に展示されています。新幹線にご乗車の方はちょっと覗いてみてください。気分転換になるかわかりませんが、ほっとできる瞬間があるかもしれません。

とにかく、できることを色々やっています。当HPの通販ではクレジット決済が可能となってより便利です。お振り込み、代引きと併せてご都合のいい決済方法をご利用ください。作品も少しずつ新しい作品もアップしていきます。